2020年度 第2戦 vs. Cheese レポート

 APPR2020第二戦の相手はこれまで5度対戦しながら5戦5敗と未勝利且つ直近二試合は連続完封負けを喫している難敵Cheese。初回、APPR先発予定の松田97が試合開始に間に合わず、急遽初回限定・いわゆるオープナーとして登板した武田30がCheeseの強力上位打線を三者凡退に抑える好投。2回表に二番手としてマウンドに上がった松田97はいきなり連打を浴びて無死2.3塁のピンチを迎えるが、ここから後続を断って何とか無失点で切り抜ける。しかし続く3回表、先頭に長打で出塁を許すと2番打者にレフトへ先制適時二塁打を浴び、更に4番打者にも適時内野安打を許してしまいこの回2点を失う。

 一方のAPPR打線、Cheese先発投手のナチュラルチェンジアップに対し大振りが目立ち3回までをパーフェクトに抑え込まれる苦しい展開。しかし2-0で迎えた4回裏、一死から武田30の当たり損ねの打球がピッチャーのグラブをすり抜ける幸運なチーム初安打。二死2塁で打席に立った藤田88は2ストライクと追い込まれるとバットを短く持ち替え、相手先発の高めに浮いた球をコンパクトにジャストミート!これがAPPR2020第一号、藤田88自身初の柵越えHRとなるレフトオーバー値千金の同点2ランホームラン!重苦しい展開から藤田88の一振りで一気に同点とすると続く1番香田1も投手強襲内野安打で続き即二盗を決めて一打逆転のチャンス。ここで2番今野12が相手投手の緩球を右中間ど真ん中にライナーで運ぶ!誰もが逆転、と思った打球を相手センターがまさかのスーパーダイビングキャッチ!惜しくもこの回は同点止まり。

 同点に追いついた勢いで5回表一死満塁のピンチを松田97が無失点で踏ん張り迎えた5回裏、一死から福山が四球で出塁し松好8が右前打で繋ぐ。松好8二盗で一死2.3塁のチャンスで奈良17のサードゴロを相手サードが弾く間に三走福山00が好判断で本塁突入し遂に2-3と逆転に成功。

 難敵Cheeseに対し遂にリードを奪ったAPPR、しかし直後の6回表、松田97は順調に二死を奪うが9番打者に安打で出塁を許すと続く1番打者に四球を与えてしまい、ワイルドピッチなどで二死ながら2.3塁のピンチ。ここでこの試合2本の二塁打を放っている2番打者にレフト線への2点タイムリーを浴びて4-3と再逆転を許す。 APPRもその裏すぐさま反撃。中井32・武田30の連打、谷口31の敵失で一死満塁と同点のチャンスを作るが続く藤田88・松下3が倒れて同点ならず。

 1点差の緊迫した場面で7回表から3番手として登板した松好8は先頭打者に四球を与えると、ここから二者連続デッドボール。いきなり三連続四死球で無死満塁の大ピンチを迎えるが、ここから何と三者連続三振を奪って無失点。The独り相撲ながら両軍から思わず声が上がる快投を見せてこのピンチを切り抜ける。

 8回・9回も松好8の好投でCheese打線を0点に抑え、4-3と1点差で迎えた9回裏にAPPRが意地を見せる。この回先頭南弟24がここまでノーヒットピッチングの相手二番手投手から左中間真っ二つのツーベースヒットで出塁しワイルドピッチで無死3塁とチャンスメイク。続く中井32は大きく曲がり落ちるスライダーで内野飛球に倒れるが、ここまで2安打の武田30がそのスライダーを完璧に捉えるライトオーバーの同点タイムリースリーベース!土壇場で同点に追いつき尚も一死3塁と今度は逆転サヨナラのチャンス。続く谷口31はスライダーを引っ掛けてしまい投ゴロで三走武田30動けず。二死3塁となって迎えるは4回に同点ホームランを放っている藤田88、”持ってる”藤田88にサヨナラの期待がかかるが相手二番手投手もここで渾身の投球、フルカウントから外角一杯のストレートが決まり見逃し三振でサヨナラならず。

 この素晴らしい熱戦をドローとしたくない両軍の意思が合致し、残り時間僅かながら延長戦での決着を選択。その10回表先頭打者の投ゴロ、松好8の1塁送球が僅かに逸れ松下3が身を挺してキャッチするも間一髪セーフの判定。無死1塁で迎えた1番打者の打球は無情にもセンター松田97の頭上を越えて行くタイムリーツーベース。続く2番打者の当たり損ねの投ゴロ、松好8が倒れこみながら本塁へグラブトスするが僅かに及ばずフィルダースチョイスとなって6-4。続く3番打者は松好8のストレートに完全に差し込まれた二飛、ようやく一死を奪い強打の4番打者とのガチ勝負。松好8が投げ込むストレートを辛うじてファウルする4番打者。2-2と追い込んで投じた渾身の一球を4番打者も何とかバットに当てるがキャッチャーへのファウルフライ、しかしこれをキャッチャー福山00が落球。仕切り直しとなった6球目、ファウルとなった直前投球とほぼ同じコース・球速のストレートを今度は4番打者ががフルスイングで弾き返す!大きな放物線を描いた打球は左中間フェンスオーバーの2ランホームラン。これで8-4、4点差となり残り試合時間の関係で10回裏APPRの攻撃で同点・逆転は不可能と判断。10回表一死のまま、いわばテクニカルノックアウトでの試合終了となった。

 難敵Cheeseに対し、6戦目にして初勝利のチャンスをつかみながらの悔しい敗戦。延長10回表には流石の猛打で4失点したものの武田30・松田97・松好8の三投手は何れも持ち味を出し切った好投でCheese打線を9回まで4点に抑え試合を作った。打線も藤田88の同点2ランHRを筆頭に最終回南弟24のツーベース、3安打を放った武田30の同点適時スリーベースなどCheese打線と互角の攻撃を展開。更に試合中の失策は微妙な判定での失策1のみ(残る3失策は試合会場間違いと時間間違いによる遅刻w)と堅守でしっかり試合を組み立てられていた。開幕戦の強豪NEDから終盤5点を奪った攻撃に続き、この試合でも中盤に追いつき逆転・再逆転を許すも最終回に再び同点に追いつくなど、二連敗ながら何れもAPPRらしさを前面に打ち出せたナイスゲーム。次節こそは試合内容に加えて勝利にこだわり、まず今期1勝目を挙げたい。

AP PISTON RODS

静岡県浜松市で活動中の草野球チームです!試合のブッキングお待ちしております!

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