2020年度 第3戦 vs. あらたーず レポート

 開幕二連敗で迎える今期第三戦は過去対戦成績10勝31敗2分け、最大のライバルチームあらたーずとの今期初対戦。

 今期初めて先攻で試合スタートとなった初回、APPRは香田1が右前にチーム初安打を放つも無得点。その裏、APPR先発松好8は1・2番に連続四球を与え、共に盗塁を許して無死2.3塁のピンチ。3番打者は投ゴロに打ち取るが続く4番打者に左越え2点タイムリーツーベースを浴びて2点を先行される。

 しかし直後の2回表APPRも反撃。この回先頭の武田30がセカンド後方への内野安打で出塁、川見10敵失で無死1.3塁とすると続く奈良17のサードゴロを相手サードが1塁悪送球、これで武田30が生還しまず1点。尚も無死2.3塁で中井32が三遊間へのクリーンヒットを放つと川見10に続いて2塁から奈良17が好走塁で生還する2点タイムリーとなって3‐2、逆転に成功。谷口31が四球で繋いで再び無死1.3塁から西岡53の遊ゴロの間に中井32が好走塁で生還、この回一挙4点を挙げて4‐2とリードを奪う。

 あらたーず守備陣のミスに乗じて逆転したAPPRだったが、3回裏・4回裏とこちらも立て続けにタイムリーエラーで2点を失い4回を終わって4‐4、試合は振り出しに。試合中盤はAPPR松好8、あらたーず二投手の好投に加え、共にライトゴロを一つずつ記録するなどディフェンスも好守を連発、締まった展開となって終盤を迎える。

 8回表にAPPRが二死1.2塁のピンチをつぶして迎えた8回裏、この回先頭あらたーず5番打者が松好8から中越え二塁打、一死から7番打者も技ありの左前安打で続いて一死1.3塁のピンチ。次打者のサード前の緩いゴロをピッチャー松好8がバックハンドキャッチし振り向きざまにバックホーム!同点の8回裏、失点を防ぐ決死のプレイであったがキャッチャー谷口31のタッチ僅かに及ばずフィルダースチョイスとなり4‐5、遂に均衡敗れる。更にワイルドピッチで1点を追加され2点差となって最終回へ。

 2点を追う9回表APPR最後の攻撃、一発に期待がかかる先頭4番松好8は初球からフルスイングを見せるが最後はボール気味の高目を空振りして三振。続く5番武田30の三遊間への緩いゴロ、相手サードが差し出すグラブをすり抜けた打球はショートへの幸運な内野安打、武田30は即二盗を決めて一死2塁のチャンス。ここで6番川見10が会心の一撃!左中間を鋭いライナーで切り裂いた打球は武田30を返すタイムリーツーベースとなって5‐6。続くキャプテン奈良17も期待に応えてライトオーバーの連続タイムリーツーベース!2点を追って迎えた最後の攻撃、三連打で一気に6‐6同点に追い付くと、続く中井32もしぶとくライト前に落とす安打で続き四連打で一死1.3塁とする。更に谷口31が四球で繋いで満塁とすると、西岡53の押し出しデッドボールでついに逆転!更に一死満塁から松下3がきっちり犠牲フライで三走中井32を返して8‐6と点差を拡大。その後も1番尾崎45四球で二死満塁とし2番今野12がファースト左へ痛烈なライナーを放つがこれは相手ファーストの好守に阻まれ追加点ならず。

 最終回に打者10人を送る猛反撃で4点を奪い大逆転に成功したAPPR、9回裏のマウンドには松好8。しかしこのまま引き下がらないのが宿敵・あらたーず。この回先頭1番打者が粘って四球を選びパスボールで2塁へ進む。松好8も最後の力を振り絞って2番を三振、3番をサードフライに打ち取り二死2塁とするが、第一打席で先制打を放っているあらたーず4番が松好8渾身のストレートをジャストミート!低い弾道のライナーは広い豊岡球場の左中間フェンス上部を直撃、あわや同点2ランかという豪快な一打はタイムリーツーベースとなって8‐7、1点差尚二死2塁と一打同点のピンチ。しかし松好8は続く5番打者を投ゴロに打ち取り、1点差で逃げ切ってAPPR今期初勝利。

 宿敵・あらたーずから一年半振りとなる勝ち星を挙げてようやく今期初勝利。初回に2点先制を許すも直後に相手のミスに乗じて一気に逆転、中盤に追いつかれ8回裏に2点リードを奪われる苦しい展開から最終回怒涛の四連打などで4点を奪い、9回裏の猛反撃を振り切って一点差で難敵を下したナイスゲーム。何といってもこの試合は9回完投勝利を挙げた松好8のピッチングが光った。立ち上がりこそやや制球に苦しみ攻め込まれる場面もあったが、要所で一段ギアを上げ狙って三振を奪う投球で強打のあらたーず打線から9奪三振。鋭く曲がり落ちる変化球に加え中盤以降は自身最速を更新したと思われる快速球を連発、両軍ベンチから驚嘆の声が上がるほどの快投で昨年第三節での南兄27以来となる9イニング完投勝利。ディフェンス面では2つのタイムリーエラーを含む計5失策と安定感に欠ける部分もあったが、4回表に谷口31がライトゴロを喫したお返しとばかりに5回裏にはライト武田30が『ライトゴロ返し』を見せる等、随所に好守が見られた。

 攻撃面では失点直後の2回表に中井32の2点逆転適時打等で即逆転、西岡53の内野ゴロで3塁からが本塁突入の好走塁を見せるなど中井32は走塁面でも貢献。8回裏に2点を奪われて迎えた最終回の攻撃は上述の通り四連打を含む集中攻撃で一気に逆転、最終的には8点目となる松下3の犠牲フライが勝利を決定づけた。一方のあらたーずも流石の試合展開。初回の速攻、8回裏の集中力、更には9回裏二死から1点差に迫る強打など、簡単には勝たせてくれない強さを実感した。 前節では最終回に同点に追いつきながら延長戦で失点し悔しい敗戦を喫したがこれでようやく今期一勝目。この勢いで次節も勝利しまずは勝率5割を目指したい。

AP PISTON RODS

静岡県浜松市で活動中の草野球チームです!試合のブッキングお待ちしております!

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