2020年度 シーズン開幕戦!
APPR2020開幕戦。3月14日に予定していたCheeseとの開幕戦が当日の雨により中止となると、そこからコロナ禍で浜松草野球界も約二カ月に亘る自粛期間に突入。史上最も遅い5月末のシーズンスタートとなった開幕戦の相手は過去戦績4勝11敗2分けの強豪NED。
APPR2020開幕投手はデビューイヤーとなった昨年2勝を挙げている福山00。その立ち上がり、NED先頭打者を三振に仕留める素晴らしいスタートを切るが、続く2番打者に左前安打を許すと二死から4番打者に四球を与え二死2.3塁のピンチ。ここで5番打者にレフト前への2点タイムリーヒットを浴び初回に2失点。
その裏APPRの攻撃、NEDは初めての対戦となる左腕投手が先発。力みのないフォームから投じるキレのある速球の前に1番武田30、2番今野12、更には昨年新人ながら本塁打王と首位打者の二冠を獲得した3番福山00が三者連続三振。厳しい展開が予想される初回の攻防となった。
失点を最小限に抑えたいAPPRであったが2回表、内野失策と2つの四死球で無死満塁のピンチを迎えた福山00は続く相手代表に前進守備のショート後方に落ちるテキサスヒットを許し1点を奪われると、一死から二者連続押出四球、更にワイルドピッチ・パスボールで失点を重ね、4番打者には右前適時打を浴びてこの回一挙6失点で8-0。
その裏先頭4番松好8が相手先発左腕のストレートを右中間に弾き返すAPPR2020初ヒットで出塁。4番の一打でAPPRベンチが一気に盛り上がるも後続絶たれて無得点。3回表にも1点を追加され9-0で迎えた4回表、APPR二番手として松田97がリリーフマウンドへ。昨年新人として5試合に登板も未勝利の松田97であったが4回表・6回表に失策絡みで1点ずつを許すが4イニングスを投げて自責点0のナイスピッチング。序盤の9失点でワンサイド展開になりかけた開幕戦をしっかりと立て直した。
一方のAPPR打線、相手左腕好投手に対し3回裏に中井32、4回裏に松下3がそれぞれ今期初打席でヒットを放つも無得点。5回裏に松好8の二打席連続安打、松田97内野安打で1.3塁のチャンスを作るも得点ならず。
しかし、松田97の好投に奮起したAPPR打線は6回裏にようやく反撃。NED二番手投手から藤田88・青嶋15連続四球でチャンスを作ると続く西岡53の打席でダブルスチール!更に続く松下3の打席で相手バッテリーミスの隙を衝いて3塁から藤田88が好走塁で生還し遂に1点を返して11-1。
松田97が4イニングス目となる7回表一死3塁のピンチを内野ゴロと三振で見事に抑えて迎えた7回裏、松好8・川見10連続四球で掴んだチャンス、キャプテン奈良17がジャストミートした打球は右中間最深部で弾みフェンスを越えるタイムリーエンタイトルツーベース、11-2とする。
8回表に三番手としてマウンドに上がった松好8は先頭打者に失策で出塁を許すが次打者の三遊間への打球をショート中井32が流れるようなフィールディングでセカンドフォースアウトを奪うと、更に安打と死球で一死満塁と攻め込まれながらもここから松好8が渾身の投球で後続を二飛・三振に仕留めて無失点。
その裏、APPRは先頭藤田88が四球で出塁し相手バッテリーミスの間に二進・三進と着実に次の塁を奪う好走塁。無死3塁から青嶋15のサードゴロで素晴らしいスタートを切った三走藤田88が本塁を駆け抜けて11-3、大量点差の試合でも一つ先の塁を狙うAPPR野球を実践した藤田88の好走塁で1点を追加する。
9回表NED先頭打者のピッチャー返しに松好8が咄嗟に右足を出して打球方向を変えるとこれをショート中井32が素早く拾って1塁送球、松下3のミットからボールがこぼれ惜しくもアウトにはならなかったものの中井32はここでも好フィールディング。松好8は一死3塁から中前適時打を浴びて12点目を失うも2イニングスを投げて自責点0の好投。
12-3となって迎える最後の攻撃、1番からの好打順で一矢報いたいAPPR打線。武田30投ゴロに倒れて一死からここまでノーヒットの2番今野12がNED三番手投手から放った鋭いライナーは、相手センターの前で大きく弾んで頭上を越えるスリーベースヒット!このチャンスに福山00が初球攻撃で応え、三遊間を破るタイムリーヒットで12-4。更にここまで2安打1四球と出塁率10割の松好8がこの日3本目猛打賞となる右前打で繋ぐ三連打で一死1.2塁、続く5番川見10の三遊間への打球は相手ショートが上手く捌いて2塁送球、併殺かと思われたがセカンドからの1塁転送が悪送球となる間に二走福山00が一気に本塁突入しこの回2点目、12-5。
尚も二死ながら走者1塁で昨年規定打席には及ばなかったものの打率.412の好成績を残している6番松田97に望みを繋ぐが、松田97は初球を打ち上げてしまいショートフライでゲームセット。
COVID19影響により例年より二カ月強遅れてスタートしたAPPR2020開幕戦は強豪NEDに対し12-5の完敗。先発福山00は昨年より球威を増して凄みのある投球を見せるも2回表に5四死球を与えるなどで許した大量失点が悔やまれる。
二番手松田97は4イニングスを投げて失策絡みの2点は許すも自責点0の好投で試合を作ると、8・9回を投げた松好8は全盛期に匹敵する球威と落差のあるチェンジアップを有効に使って相手打線を失策による1点に抑えた。守備面では内野の5失策中4つが失点に繋がるなど開幕戦ゆえの硬さはみられたものの、痛烈なサードゴロを奈良17がバックハンドキャッチし中井32・川見10好守で併殺を奪ったプレイ、またショートに回って素晴らしいフィールディングを見せた中井32の好守備など多くの収穫があった。
打線は序盤、相手先発左腕を打ちあぐねるも4番松好8が3安打猛打賞。6回以降は藤田88の好走塁、最終回今野12・福山00・松好8の三連打など毎回得点で5点を挙げており、序盤2回までの8失点がなければ十分に互角以上の戦いができた試合ではあった。
前年同様黒星スタートとなったAPPR2020ではあるがまずは無事シーズンが始まったことを素直に喜びつつ、開幕戦の反省を糧に次節での今期初勝利を目指す。
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