2022年 第5戦 vs NED
前半戦3敗1分と未勝利のまま迎えたAPPR2022後半初戦は過去5勝13敗2分の強豪NEDとの対戦。この試合、強力助っ人・永田英選手を迎え9人体制で試合開始。 初回、APPR先発尾中4は先頭打者を三飛に打ち取るも二つの四球で二死1.3塁のピンチを迎えると、5番打者にライトオーバーの3ランHRを浴びいきなり3点のビハインド。 しかしその裏、先頭永田英(助)が敵失で出塁、続く2番尾中4が三遊間をしぶとく破る左前安打で続くと、3番松田97もライナーで左前に運ぶクリーンヒットを放ち無死満塁のチャンス。まず1点が欲しい場面であったが4番今野12ファーストゴロで本塁封殺、5番奈良17三振、6番松下3ピッチャーゴロと絶好機活かせず無得点。 2回の攻防は両軍無得点で迎えた3回表、NED上位打線に3本の長打を許し3失点。先発尾中4の投球内容は決して悪くはなかったが、厳しいコースをボール判定とされストライクを取りに行った球を痛打されるパターン。続く4回表にも先頭打者の三ゴロを松田97が弾く失策で出塁を許すとここから下位打線の連打、押出し四球、犠飛等で3点を奪われ、二死1.3塁から又しても相手5番打者に右中間への柵越え3ランHRを被弾。この回一挙6点を奪われ12‐0とワンサイドゲームの様相。
試合前の曇り予想とは裏腹に容赦なく厳しい日差しが照り付ける中、5回表にも灼熱のマウンドに上がった尾中4は6安打集中の猛攻を受け5点を追加されて17‐0。 一方、何とか反撃したいAPPR打線であったがNEDが次々と繰り出す好投手陣の前に凡打の山を築き2回以降はノーヒット。5回表、早くも三番手を投入したNEDに対しこの回先頭堀尾25が放ったセカンド前のゴロ、相手セカンドも猛チャージを掛けるが堀尾25気迫のヘッドスライディングが勝り内野安打を勝ち取る。大いに盛り上がるAPPRベンチだったが、相手三番手左腕の内角を鋭く突く投球の前にここから三者連続内野飛球でこの回も無得点。 6回表、前節で見事な復帰登板を果たした松田97が二番手としてマウンドへ。先頭打者の二ゴロを今野12がファンブルする失策でピンチを招くが、ここから松田97は落ち着いてコーナーを衝き内野ゴロを打たせる投球。3つのアウトを全て内野ゴロで奪うナイスピッチング。 6回裏、一死から今野12が左腕投手の内角球を肘を畳んでセンター前に打ち返すと二死から松下3が四球を選び、谷口31もピッチャー前に転がる内野安打で繋いで二死満塁と初回以来となる反撃のチャンス。前打席でヘッスラ内野安打を放った堀尾25に期待が掛かるがここは相手投手が渾身の投球で空振り三振、結局この回も無得点。 APPR二番手松田97は7回表も打たせて取る安定した投球で危なげなく3つのアウトを奪い、絶好調NED打線に対して2イニングスを無安打無失点の好投。 7回裏APPRが三者凡退に倒れて迎えた8回表、APPR三番手として初登板となる堀尾25がマウンドへ。堀尾25は先頭打者に四球を与えるが次打者は当たり損ねの小飛球、しかしこれが不運にも中前に落ちるテキサス安打となり無死1.3塁。次打者にはレフトへの犠飛で1点は失うもまず一死を奪う。キャッチャーに回った強力助っ人永田英(助)の好リードもあり徐々に制球が定まってきた堀尾25、相手8番打者の放った打球はセカンド右への強いゴロ、これをセカンド谷口31が回り込んで抑えるとすかさず2塁送球、走り込んだショート今野12からファースト松下3へ転送されダブルプレイ完成!初登板の堀尾25を救う内野陣の好守が飛び出し、大量点差にも関わらず勢いづくAPPR。
すると直後の8回裏、この回先頭の松田97がNEDの4番手投手からセカンド左を破るこの日2本目のヒットを放ってチャンスメイクすると、続く今野12が左中間真っ二つのツーベースヒットで続き無死2.3塁とチャンス拡大。この勢いで反撃したいAPPR、続く5番奈良17の打球はショート左へのゴロ、相手ショートが走者と重なる難しい打球を好捕し二走今野12にタッチするや1塁へ好送球。鮮やかな内野守備で併殺返しとなるがこの間に三走松田97が生還してようやく1点を返し完封阻止。 最終回マウンドに上がった堀尾25は先頭打者に四球を許すも続く打者をショート正面への併殺打に仕留めるナイスピッチング!8回に続く併殺で簡単に二死を奪った堀尾だったが、ここから2安打4四球で4点を追加され22‐1。21点差となって最終回APPRの攻撃へ。 何とか意地を見せたいAPPR、この回先頭の砂田34がしぶとく四球を選んで出塁し無死1塁として打順は1番・永田英(助)へ。鋭い当たりは見せるもののここまで無安打の永田英(助)だったがここでようやく期待通りの一打。NED四番手投手の緩球をギリギリまで引き付けてバット一閃!糸を引くような低い打球があっという間にセンター前に達するクリーンヒット。再び盛り上がりを見せるAPPRベンチ、続く尾中4もセンターにヒット性の打球を打ち返すが相手センターの好守に阻まれ一死1.2塁。クリーンアップに期待が掛かる場面であったが、この日2安打の3番松田97はファーストゴロ、これが何と再び併殺返しとなるダブルプレイとなり一瞬にしてゲームセット。 強豪NEDの繰り出す4人の好投手陣に対し9本の安打は放つもあと一本が出ず奈良17の内野ゴロによる1得点のみで22‐1という大差での完敗。先発尾中4は30度を超える酷暑の中5イニングスに亘る熱投を見せるが、この日のNED打線の破壊力は凄まじく15安打を浴びて17失点。しかしながら二番手松田97は2イニングス無失点、更に初登板となった堀尾25も二つの併殺を奪う好投を見せ、今後のAPPRピッチングスタッフを考える上での好材料となった。これで今期通算4敗1分、未だ勝ち星なく苦しい状況が続くが次節こそはAPPR全員一丸で今期初勝利を目指す。
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