2021年度 第9戦 VSMOLD
APPR2021前半最終戦となる第九戦は過去戦績11勝9敗のMOLDとの対戦。2勝6敗からの後半戦での巻き返しを図るべく何とか勝利しておきたい一戦。
初回、MOLD打線がAPPR先発尾中4にいきなり猛打を浴びせる。先頭打者を三振に仕留め好スタートを切ったかに見えた尾中4であったが、2・3番の連打でまず1点先行を許すと4番打者に四球を与え、ここから三連打を浴びて2点を追加される。更に二死満塁から9番打者のライトへの走者一掃3点適時三塁打で一挙6失点。更に続く2回表にも先頭を三振に仕留めた直後に連打を浴び、二死から3本の適時打を含む4安打、計6本の安打を集中され又しても6失点。2回までに12失点というまさかの展開。尾中4の投球自体はむしろ好調でストレートも走っていたが、やや厳し目のボール判定もありストライクを取りに行った投球を悉く弾き返されてしまった。 一方のAPPR打線は相手先発の内外角にコントロールされた投球に凡打の山を築き3回までノーヒット。4回表にも失策と犠飛で2点を追加され14⁻0となって迎えた4回裏ようやく反撃。この回先頭の堀尾(新)が敵失で出塁、打順上位に返って1番山本69・2番谷口31が連続四球で繋いで無死満塁のチャンス。ここで3番尾中4がセンター前にクリーンヒットを放ち三走堀尾(新)が生還、尚も無死満塁…と思った矢先、2塁に進んだ谷口31が隠し玉でタッチアウト。13点リードした場面で隠し玉という相手守備陣の信じられないプレイで一死1.3塁に。これに奮起した4番今野12がセカンド右を鋭く破るライト前タイムリーヒット!二者連続タイムリーでこの回2点を返し14⁻2。
続く5回裏にも先頭善道(新)三振で一死後、西岡53がセンター前ヒット、奈良17も右中間に落とすヒットで続く。ここで堀尾(新)が弾き返した打球はセンター前へ!堀尾(新)のAPPR入団後初安打が三連打となって一死満塁。追加点への期待が掛かるが後続なくこの回は無得点。 APPR先発尾中4は5回・6回に立ち直りを見せ、無失点に抑える好投。するとMOLDも6回裏から二番手投手がマウンドへ。代わり端、2つの失策等で二死2.3塁と追加点のチャンスを掴むが善道(新)が捉えた打球を相手レフトが好捕し惜しくも得点ならず。 7回表に1点を追加されて迎えた7回裏、再びAPPRの反撃。この回先頭の西岡53がこの日2本目のヒットで出塁、続く奈良17も敵失で一死1.3塁のチャンス。ここで一走奈良17が果敢に二盗を試みるも相手捕手の完璧な送球で盗塁失敗。前打席で初安打を放った堀尾(新)は遊飛に倒れて二死3塁、チャンス潰えたかに思われたが1番山本69が四球で繋ぐと、2番谷口31がセンター前タイムリーヒットを放ち西岡53が生還。続く尾中4も三遊間へこの日2本目のタイムリーとなるヒットを放ってこの回2点目を挙げると、4番今野12もピッチャー強襲安打で繋いで二死満塁、5番松下3がしぶとく四球を見極めて押出しでこの回3点目。更に二死満塁から6番土井GM55が左中間への2点タイムリーヒットを放ち二者生還!二死からタイムリーヒット3本を集中し一挙5点を奪って15⁻7とする。
7回裏に3本のタイムリーを含む5安打集中で5点を奪い勢いづくAPPR、8回表にもマウンドに上がった尾中4は2本のヒットで無死2.3塁のピンチを招くが、ここから上位打線を立て続けに凡打に打ち取り無失点、試合の流れはAPPRに…。しかし8回裏APPRは一死から奈良17がこの日2本目の安打で出塁するが後続なく無得点。 15-7で最終回に突入。9回表のマウンドにも志願の続投となった尾中4、ここを無失点で抑えて最後の反撃に賭けたい場面だったが、2つの失策と安打で一死満塁のピンチを招く。ここで初回に3点適時三塁打を放っている9番打者がセンターへ鋭いライナー!センター西岡53が一瞬前進したもののドライブの掛かった打球が西岡53の差し出すグラブをすり抜け最深部へ到達、満塁の走者に続き打者走者も一気に生還するランニング満塁ホームランとなって4失点。19-7と再び点差が12点に拡大。 最後に意地を見せたいAPPR打線であったが、2番から始まる好打順も三者凡退。結局19-7と序盤2回までに奪われた12点がそのまま試合終了時の得点差となり完敗。 先発尾中4は被安打21、自責点12という結果ながらその投球はここ数試合の中でもベストと言える内容。しかしながらこの試合は序盤から助っ人数名を含むMOLD打線が完全に覚醒してしまい21安打中8本が長打、いずれもほぼ完璧に尾中4の投球を捉えて外野の頭を越す打球。相手打線が『ゾーンに入った』と表現するより他ない状態であった。一方のAPPR打線、序盤は完全に沈黙してしまったが4回裏に尾中4・今野12の連続タイムリーで2点を返すと7回裏にも谷口31・尾中4・土井GM55と3本のタイムリーで一挙5点を奪うなど打線が繫がり、3回以降は互角の攻撃を展開。12点差での大敗ではあったが、中盤以降の試合内容としては決して悲観すべきものではなかったと言える。 これで5月下旬第五節から5連敗となりシーズン前半戦は2勝7敗。5つのビハインドとなったが、8月下旬から再開するシーズン後半戦で早期に巻き返しを図りたい
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