2021年度 開幕戦 vs.CHEESE
<試合経過>
今期より新たに奈良17が第5代監督に就任して迎えるAPPR2021シーズン開幕戦、対するは過去8戦して0勝7敗1分と最長未勝利記録更新中、目下最大の難敵Cheese。 必勝を期して臨んだ開幕戦のマウンドには昨年後半から頭角を現し規定投球回数到達、最多勝松好8に次ぐ2勝を挙げている尾中4。その立ち上がり、尾中4は先頭打者を見逃し三振に仕留めると、次打者からも鋭く曲がり落ちる変化球で連続三振。振り逃げで出塁は許すも後続を遊ゴロ、更に強打の4番からも三振を奪う完璧なスタート。 その裏、昨年後半戦でAPPR最大の得点源として機能した1番香田1・2番中井32コンビが共に相手先発投手の緩球にタイミングを合せて鋭い打球を放つが、いずれも外野好守に阻まれ二死。3番に抜擢された尾中4も相手先発の投球を上手くバットに乗せて打ち返すも守備範囲の広い相手センターが回り込んでこれを抑えて三者凡退。続く2回裏、先頭で打席に立った4番福山00が三遊間を鋭く破るAPPR2021チーム初安打。二死から今野12が四球で繋いで二死1.2塁と先制のチャンスを掴むが、期待の奈良17がサードゴロに倒れてこの回無得点。 APPR先発尾中4は毎回走者を背負いながらも要所で狙って三振を奪う投球で3回まで無失点、一方相手先発も打たせて取る投球で序盤3回を終えて0-0と投手戦の様相。
迎えた4回表、四球の走者を2塁に置いて6番打者の放った打球は左中間へ。初めて外野守備についた山本69が俊足を飛ばして打球を追うも勢い余って落下点を通過、この時期特有の強風も影響したかグラブには当てるものの捕球ならず2塁走者還って1-0と先制を許す。 1点リードを許したAPPRは直後の4回裏、先頭香田1が四球で出塁して即二盗。続く中井32の放った痛烈な打球は三塁線へ!好守の相手サードのグラブをすり抜けた打球が左翼ファウルゾーンに転がる間に2塁から香田1が生還、中井32自身初の長打がAPPR2021初得点を生み出す同点タイムリーとなって1-1。続く尾中4は一飛、更に4番福山00もサードゴロに倒れるがこの1塁送球の間に二走中井32が3塁を陥れる好走塁。二死3塁から守備でのミス挽回に闘志を燃やす山本69が外角高目に浮いた変化球をライト前に弾き返し中井32が生還、中井32の好走塁と山本69の闘志が生んだ値千金の逆転タイムリーで2-1と先制された直後の逆転に成功する。 難敵Cheeseから1点リードを奪ったAPPR、5回表尾中4の好投で相手打線を三者凡退に仕留めるが続く6回表、相手3番打者の三遊間への鋭い打球がサード今野12のグラブを弾く強襲安打。盗塁で無死2塁から4番打者がやや詰まりながらもセンター右へ大飛球、猛追するセンター奈良17が差し出すグラブ僅かに及ばず同点タイムリーツーベース。更に続く5番打者にもセンター前タイムリーヒットを許し、Cheeseの誇るクリーンアップ三連打でこの回2点と再逆転を許し3-2。 一方のAPPRも4回裏に今野12四球で出塁後に二盗成功、5回裏香田1敵失で出塁してバッテリーミスのスキを衝いて二進、6回裏山本69この日2本目の安打で出塁し二盗成功と、毎回得点圏に走者を送りながらも相手先発の投球を捉え切れずあと一本が出ないまま3-2、最少得点差で最終回の攻防へ。
APPR最終回のマウンドにも好投の尾中4が自身二度目の完投を目指して続投。先頭打者に内野守備のミスで出塁を許した尾中4は次打者を右飛に打ち取るが一死から9番打者に四球を与え一死1.2塁、1番打者は投ゴロで一走を二塁封殺して二死1.3塁とする。何とか踏ん張り切りたいこの場面だったが、Cheese打線がここまで無安打の2番打者の場面でヒットエンドラン敢行、セカンド中井32が2塁ベースカバーで大きく開いた一二塁間を破る適時打を許してしまい4-2。続く3番打者の三遊間への打球はショート香田1が最深部からのファーストへの好送球でアウトを奪い追加点は許さず。 2点を追うAPPR最終回の攻撃、先頭西岡53がセンター前にクリーンヒットを放ち無死1塁で上位打線に繋ぐ。得点力MAXの1・2番コンビに同点・逆転の期待が掛かるが香田1がまさかの捕邪飛、続く中井32は併殺崩れで二死2塁。チャンス潰えたかに見えたが3番尾中4が死球で二死1.2塁として4番福山00に望みを繋ぐ。2点差で二死1.2塁、ホームランが出れば逆転サヨナラ…と誰もが一瞬マンガのようなストーリーを想い描き、そして『んなわけないか』とそれをすぐ否定するような場面。しかしこの福山00はデビュー戦で初打席初球柵越えホームランというマンガの発想を超える離れ業を見せており且つこの新橋グラウンドでは2019年に3本の柵越えホームランを記録、もう期待しかない。開幕戦最終盤で盛り上がりに盛り上がったこの場面、福山00が豪快なスイングでファウルを放つと両チームから大きな溜息。そして迎えた5球目、相手投手の投じたチェンジアップに福山00のバットが豪快に空を切り4-2でゲームセット。 シーズン開幕戦に最大の難敵を迎え、先制された直後に逆転し、再逆転されながらも最後まで相手を追い詰める試合展開。先発完投の尾中4は6奪三振自責点2と完璧な内容で強打のCheese打線を被安打5に抑えるナイスピッチング、守備のミスと6回の集中打以外は全く危なげない投球だった。攻撃面では放った安打は5本ながら中井32・山本69の適時打で一度は逆転に成功、また盗塁3に加えて上述した中井32の好走塁が得点に繋がるなど次の塁を狙う姿勢は十分に発揮されていた。ディフェンスも初戦且つ時折強風が吹くコンディションの中で3失策にまとめ且つ打球/送球毎に全員でバックアップを意識して動く『ゆいまーる』精神を体現し、ミス後のフォローで進塁を防ぐ場面も見られた。開幕戦を勝利で飾ることはできなかったが、難敵Cheeseをあと一歩まで追い詰める試合展開。4月の再戦で初勝利を目指したい。
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