2020年度 第10戦 vs. ももいろクローザーZ
前節、強打のMOLDに1点差で勝利し迎えるAPPR2020第10戦は、今年9月の初対戦で1-4と敗れているももいろクローザーZとの二度目の対戦。
前回は先発した松好8が9奪三振、失点4、自責点3の素晴らしい投球内容で完投するも、APPR打線が相手投手に1点に抑え込まれ完投勝利を許している難敵。前回のリベンジを誓って試合開始。
初回、この日も先発マウンドに上がった松好8は無死1.3塁のピンチを迎えるが、ももクロ4番打者の痛烈なセンター返しをセカンド中井32が好捕し併殺を奪って無失点。このプレイで勢いに乗ったAPPR、その裏1番香田1が四球で出塁、2番中井32が実に5試合連続第一打席安打となる左前打で繋ぐ。すると今期2度目の参戦で3番に抜擢された仲井22が期待に応えてピッチャーの足元をすり抜けるセンター前ヒット!2塁から香田1が好走塁で生還しAPPRが1点を先制。
リベンジに燃えるAPPR先発松好8は2回から4回までももクロ打線を3イニングス連続三者凡退に抑える素晴らしいピッチング。5回表には死球と安打で1.2塁のピンチを招くが後続を三振に仕留めて無失点。更に圧巻だったのは6回表、先頭打者のレフトフライをキャプテン奈良17が落球する失策、次打者にも四球を与えて無死1.2塁となって上位打線を迎える大ピンチ。しかしここからももクロ打線の1・2・3番打者を三者連続三振に討ち取り無失点。
一方、2回以降前回完投勝利を許した好投手の前に沈黙のAPPR打線は松好8の気迫溢れる投球に応えて6回裏に追加点。この回先頭の谷口31が敵失で出塁すると松下3がライト前ヒットで繋ぎ無死1.2塁。ここで1番香田1がレフトオーバーのタイムリーツーベースを放って谷口31を迎え入れると、一死後3番仲井22が左中間真っ二つの2点タイムリーツーベース!更に4番松好8もレフトオーバーのタイムリーツーベースで続きこの回3本のタイムリーツーベースを連ねて4点を挙げ0-5とリード拡大。直後の7回表、相手5番打者が中前打と二盗で一死2塁とすると次打者で三盗を敢行、6番打者がこの投球を三遊間に打ち返すヒットエンドランの形となって1点を奪われる。
しかしその裏APPRもキャプテン奈良17がツーベースヒットでチャンスメイク、二死1.3塁から香田1のサードゴロエラーの間に1点を奪い再び1-6と5点差とする。
ところが8回表、先頭打者のセンター正面へのライナーを名手武田30が落球するまさかの失策。一死から1番打者に左前打を許して一死1.2塁、前回対戦時に松好8から柵越えHRを放っている2番打者がセンター前へ打ち返すと、この打球がセンター武田30の前で大きく跳ね上がる2点タイムリースリーベースとなり3-6。続く3番打者のショートゴロを香田1が軽快に捌くがハーフバウンドとなった送球が松下3のミットから零れてしまいこの回3失点。終盤8回になって4-6の2点差と一気にクロスゲームの様相。
何とか突き放したいAPPRは8回裏仲井22・松好8連続四死球で掴んだ無死1.2塁のチャンス、前の回で守備のミスがあった武田30が気迫の一振り!センター前へのヒットは2塁から仲井22が生還するタイムリーとなりまず1点。続く今野12もセンター左へクリーンヒットを飛ばして無死満塁とすると、この試合『近くが良く見える眼鏡』で臨んだ川見10が際どいコースを見極める価値ある押出し四球で2点目。続く奈良17は前進守備のショートへのゴロ、セオリー通り相手ショートがバックホームするも素晴らしいスタートを切った三走武田30のスライディングが僅かに勝りフィルダースチョイスとなって3点目。更に藤田88の押出し四球、谷口31セカンドゴロの間にも1点を追加してこの回5点目。更には二死1.3塁から1番香田1が相手投手渾身のアウトローへの快速球を狙いすましたように右方向へ鋭く弾き返すライト前タイムリー!ダメ押しの一打でこの回一挙6点。 8点のリードを貰ったAPPR先発松好8は9回表に2本の安打を許すもレフトキャプテン奈良17の好守にも助けられ、相手の反撃を無失点に抑えて4-12でゲームセット。
前回対戦時同様、両先発投手が共に完投する見応えのある投手戦となったが、互いに点を取り合う終盤の集中打で相手打線を上回ったAPPRが前回惜敗のリベンジを果たし勝利を収めた。先発松好8は8安打を許しながらも要所を締めるピッチングで6回まで無失点。7・8回に失点は許すも最後まで安定した投球内容で今期2度目の完投勝利。打線は相手先発好投手に対し少ないチャンスを確実に得点に繋げる攻撃で計12得点。立ち上がり3人で1点を奪う速攻で先制すると、追加点の欲しい6回裏に長打攻勢で4得点、失点直後の7回裏にも敵失絡みで1点を加え、更に2点差に追いつかれた8回裏には武田30のタイムリーに始まり香田1のダメ押しまで一挙6点を奪う集中攻撃で『取られたら取り返す』を着実に実践。これがこの試合での難敵撃破に繋がった。今期初の2連勝で通算戦績も4勝5敗1分とあと一つで勝率5割、この勢いで次節3連勝・勝率5割復帰を目指す。
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