2020年度 第7戦 vs. ももいろクローザーZ

 2勝4敗で迎えるAPPR第七戦は、2019年4月始動の新鋭チーム・ももいろクローザーZとの初対戦。馴染みのチームとの対戦結果を見る限りなかなかの実力チーム。

 相手先発投手は明らかに経験者という慣れたマウンド捌きとキレの良いストレートでコーナーを突いてくる好投手。APPRは初回に1番武田30敵失、3番中井32の止めたバットに当たった打球がファースト後方に落ちるラッキーヒットでチャンスを作るが後続なく無得点。

 1回裏、先発マウンドにはここまで5試合に登板して防御率2.78を誇る松好8。先頭打者を三振に仕留める好スタートを切るが次打者に死球、3番打者には内野安打でピンチを招くと、4番打者が高々と打ち上げた飛球が強風に流されて落下点で構えるレフト南弟24の後方に落ちる不運な風ヒットで1点先制を許す。

 早期に同点に追い付きたいAPPRであったが、2回以降スピードを増した相手先発投手のストレートに振り遅れる場面が目立ち始める。3回表一死から谷口31が三遊間をライナーで破るクリーンヒットを放つと、続く土井GM55も右方向に鋭いライナー!しかしこれを相手セカンドが好捕しセカンドライナー併殺で無得点。4回表にも二死から今野12がセンターオーバーのツーベースでチャンスを作るがこの試合の第一打席でもラッキーヒットを放っている打撃絶好調の中井32が倒れて得点ならず。

 0‐1で迎えた4回裏、松好8はこの回先頭打者で打席に立った相手先発投手にレフト柵越えソロHRを浴びて0‐2とされると、続く5回裏には2本の安打で一死2.3塁のピンチを招き、次打者の1.2塁間へのヒット性の打球をファースト福山00が倒れ込みながら長いリーチで掴み取るも本塁への送球が僅かに逸れてしまい3点目を献上。

 両チーム先発投手の好投で締まった展開の試合は0‐3のまま早いペースで後半戦に突入。松好8の粘りの投球に応えたいAPPR打線であったが、相手先発のコーナーを突く素晴らしい制球の前に6回表は敵失で走者を出すも無得点、7回表にも谷口31が四球で出塁するが続く土井GM55が二打席連続となる併殺に倒れて得点なし。一方の松好8は更に際立つ投球で6回裏・7回裏を連続三者凡退に仕留めるナイスピッチング。

 0‐3のまま膠着した試合展開であったが打順が3巡目に突入した8回表ようやくAPPRが反撃。1番武田30がやや詰まりながらも相手投手の内角球を左中間に落とすヒットで出塁、厳しいバッテリーのマークを搔い潜って二盗を成功させて無死2塁とチャンスメイク。2番今野12も厳しい内角球をインサイドアウトで逆方向に打ち返し1.2塁間を鋭いライナーで破るヒットで続いて無死1.3塁。ここで打撃好調3番中井32が叩きつけたショート前へのゴロ、相手ショートが一瞬2塁送球を迷った僅かなスキを衝いて中井32がファーストベースを駆け抜け内野安打とし、3塁から武田30が生還。上位打線の3連打、中井32の貴重なタイムリー内野安打で遂に1点を返して1‐3。尚も無死1.2塁と追加点のチャンス、期待の4番松好8が放った左中間への打球は相手レフトが好捕して一死となるが続く5番福山00が死球で繋いで一死満塁と一打同点の場面を作り、チャンスに強い6番南弟24を迎える。その南弟24への2球目、やや甘いストレートが真ん中高目に抜けるが僅かにタイミングがズレたか南弟24は投ゴロで二死、更に続く尾中4もストレートにタイミングは合わせたものの強いサードゴロに倒れて結局この回は1点止まり。

 1‐3と2点差に追い付いて迎えた8回裏、この回先頭の打球はショート後方へのポップフライ、しかしこの打球が上空の強風に煽られてショート中井32の後方に落ちる不運なヒットに。更にこの打球処理の返球時、セカンド山本(新)が2塁ベースを空けた一瞬のスキを衝いて打者走者が2塁を陥れる好走塁。ワイルドピッチで無死3塁とされ、ここまで2打席連続二塁打を放っている6番打者が外角へのストレートを強引にレフト前に運ぶタイムリーと、ソツのない攻撃で1点を追加され1‐4と再び3点差に。

 意地を見せたいAPPR最後の攻撃、先頭青嶋15は変化球を詰まらされてファーストゴロ、前節で共に2安打を記録している山本(新)・砂田(新)に望みを託すが最後は連続三振に仕留められ、初対戦のももいろクローザーZに1‐4、先発投手に完投を許しての悔しい敗戦となった。これで今期通算戦績は2勝5敗。 両軍先発投手が最後まで投げ切るという見ごたえのある投手戦。相手先発投手はストレートのキレ、コーナーを突く制球力共に素晴らしくAPPR打線は8回の連打による1得点のみ。一方のAPPR先発松好8も8回完投9奪三振と内容的にはむしろ相手先発を上回る投球内容。季節の変わり目に吹く強風の影響による不運な安打からの失点が勝負を分けた試合展開であり、チーム力としてはほぼ互角。しかしながら8回裏の守備のスキを衝いた好走塁や堅実な内野守備など、ももクロにはこの試合を勝ち切るだけの要素があったとも言える。是非、近いうちに再戦を実現させて勝利しておきたい好チームであった。

AP PISTON RODS

静岡県浜松市で活動中の草野球チームです!試合のブッキングお待ちしております!

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