2020年度 第6戦 vs. ドラフターズ
前節、維新JUNKSを相手に一時は8点をリードしながら最終回に逆転サヨナラ負けを喫し、必勝を誓って迎える第6戦は社内チームヤマハドラフターズとの今期初戦。
後攻APPRは初回、今期初参戦となる仲井22が敵失で出塁、2番松好8がレフト前クリーンヒットで続いて無死1.2塁から3番武田30が内角に食い込むスライダーを上手く腕を畳んで弾き返すレフトオーバーの先制2点タイムリーツーベース!4番川見10の進塁打で3塁に進んだ武田30は5番香田1のサードゴロで判断良く生還しこの回3点を先取。
続く2回裏、一死から藤田88が左中間へのツーベースでチャンスメイク、尾中4倒れて二死2塁から二試合目の参戦となる砂田(新)が高目に浮いた緩球を叩いて左中間真っ二つのタイムリーツーベース!砂田(新)の初安打で藤田88を返し1点を加えて0-4とリードを拡大する。3回裏には2015年以来の参戦となった山本(助)が右翼線に落とすツーベースヒットを放つなどドラフターズ投手陣に対して長打攻勢で試合の主導権を握る。
一方APPR先発マウンドは前節最終回に逆転サヨナラを喫し悔しい敗戦投手となった尾中4。初回先頭打者を三振に仕留めて勢いに乗ると、2回表・3回表を三者凡退。4回表には失策と四球でピンチを招くが途中からセカンドに入った山本(助)・ショート香田1・ファースト川見10と渡る見事な併殺で無失点に切り抜ける。5回表先頭打者にショート後方に落ちる技ありのヒットを許しノーヒットノーランの可能性は潰えるがこの回も内野堅守で無失点。
すると5回裏には藤田88四球、尾中4がレフトオーバーのツーベースを放ち一死2.3塁とチャンスを作ると、前打席で初安打を放った砂田(新)が二打席連続で左中間を破る2点タイムリーツーベース。5回までに8安打、そのうち6安打がツーベースという集中打を浴びせて0-6と完全にAPPRペース。
リードを6点に拡大し6回表のマウンドに上がった尾中4は一死から2番打者に死球を与えると、ここから突如制球に苦しみ出し3番・4番を連続四球で歩かせ一死満塁のピンチ。続く5番打者は渾身の投球で二死とするがここで迎えるはこの日ドラフターズ唯一の安打を放っている6番打者。ここでも左打席から上手く三遊間に打ち返した打球は前打席のリプレイのような低いライナーとなってショート香田1の後方へ!2点タイムリーを覚悟した次の瞬間、香田1が決死のダイビングキャッチ!ショート香田1のスーパープレイでこの大ピンチも無失点で切り抜けた尾中4は6イニングを投げて被安打僅かに1、無失点の完璧な内容で試合前に宣言したTheクオリティスタートを達成。
勢いに乗るAPPRは6回裏先頭山本(助)がセンター前クリーンヒット、仲井22が三打席目にして昨年8月以来実に13ヶ月振りとなる今期初ヒットで繋ぐ。更に2番松好8もレフト前ヒット、三連打でチャンス拡大と思ったが二走山本(助)が本塁突入を狙ってタッチアウト、結局この回は無得点。APPRは7回裏にも尾崎45がこの試合チーム7本目となるツーベースを放つも後続なく、続く8回裏もドラフターズ4番手投手の好投に抑え込まれ追加得点ならず。
0-6で迎えた9回表、APPRは3番手として砂田(新)が初マウンドへ。先頭打者に不運な安打で出塁を許した砂田(新)は次打者にも連打を浴びて無死1.2塁。走者を背負ったプレッシャーか次打者に死球を与えて満塁とすると続く9番打者には押出し四球で1-6。しかし1番打者に対しては力のあるストレートで追い込んで三振を奪う。結局二死は奪うも内野安打などで計3点を与えたところで投手交代。抑えの切り札として武田30がマウンドに上がると、打者1人をあっさり投手ゴロに仕留めてゲームセット。
初回に3点を先制し効果的な長打で5回までに6点を奪って主導権を握り、最終回の反撃を系統で振り切って勝ち切ったナイスゲーム。ヤマハドラフターズが繰り出す4投手から7本のツーベースを含む計12安打を放ち、全得点を打点で挙げるなど久しぶりに打順が機能。特に二試合目の参戦となった砂田(新)は2本のタイムリーツーベースで3打点、5年振り参戦となった山本(助)は2打数2安打の活躍を見せ、約一年振りに復帰した仲井22も三打席目にクリーンヒットを記録。投げては前節悔しい敗戦投手となった尾中4が6イニングス無失点と文句なしのピッチングで勝利投手に。同じく前節打ち込まれた尾崎45も2イニングス無失点でリベンジ、初登板の砂田(新)は厳しい判定での押出しや不運な安打もあり3点は失ったが力のあるストレートと右打者に効果的なスライダーを披露し今後投手陣の一角としての期待が高まる。最後を締めた武田30は貫禄の投球で角度のあるストレートを軸に打者を早々に追い込み危なげなく試合を締め括った。又、この試合では内野を中心にディフェンスも安定、特筆すべきは6回表の大ピンチを救ったショート香田1のダイビングキャッチ。最終回に3点差まで迫られたことを考えれば、このファインプレイが試合を左右したといっても過言ではないビッグプレイであった。
これでようやく今期2つ目の勝ち星となり2勝4敗、未だ2つ残る負け越しを早期に清算すべく次節からもこの勢いで勝利を重ねて行きたい。
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