2022年 第4戦 vs ももくろZ
4月9日の第三戦以来二カ月半振りとなるAPPR2022第四戦は第二戦で延長戦5-5の引き分けを演じた”ももいろクローザーZ(以下ももクロ)”、過去4度の対戦は1勝2敗1分。 当初10人で臨むはずだったが当日になって先発マウンドを予定していた尾中4が急遽体調不良で欠席となり9人ギリギリで試合開始。先攻のAPPRは一回表、二死から3番福山00が相手先発左腕からレフト前にチーム初安打となるクリーンヒット!相手レフトがファンブルする間に2塁まで進むが、期待の4番藤田88が遊ゴロに倒れて無得点。 その裏、APPRは尾中4先発マウンド予定で組んでいたシートを急遽組み換え、2020年最終戦で負傷退場して以来の参戦となる松田97が先発登板。一年半のブランクが心配された松田97であったが、初回2番打者にイレギュラーヒットで出塁を許すも後続を断って無失点と上々の立ち上がり。この日は猛暑続きでグラウンドが異常なまでに硬い状態であったため両チームにイレギュラーヒットが続出する。2回表、二死から川見10がセンターへのクリーンヒットを放つも続く山本69が遊ゴロに打ち取られAPPRは2回も無得点。 その裏、2本の安打で一死1.3塁のピンチを迎えた松田97は相手8番打者にレフトへの適時二塁打を浴びて先制を許すが、その後の一死2.3塁のピンチを無失点で切り抜ける。
直後の3回表、四球で出塁した今野12を1塁に置いて2番松田97がセンター右へ大飛球を放つ!これが松田97復帰後初安打・エンタイトルツーベースとなって一死2.3塁と一打逆転のチャンス。クリーンアップに期待が掛かるがここから相手先発左腕が一段ギアを上げ、3番福山00・4番藤田88が連続三振を喫して結局無得点。 その裏、松田97は四球の走者に二盗・三盗を決められワイルドピッチで生還を許し0-2とされると、続く4回裏にも4番打者三塁打とワイルドピッチで1点を追加され0-3。 何とか反撃したいAPPRは直後の5回表、山本69・谷口31連続三振で二死無走者から1番今野12が叩きつけた二遊間への打球が内野安打となりワイルドピッチで二死ながら2塁に進む。ここで前打席に復帰後初安打を放った松田97が逆らわずにレフトへ鋭いライナーを放つとこれがレフトオーバーのタイムリーとなり今野12還って1-3と2点差に迫る。 APPRがようやく1点を返し接戦の様相となったが5回裏に大きく試合が動く。先発松田97はこの回四球と適時打で1点を失うとここから連続四球で満塁のピンチ。次打者を右飛に打ち取って一死とするが、3番打者の前進守備の内野へのゴロをショート今野12が好捕し本塁送球するも相手三走の好スタートで野選となりこの回2点目。この時点で松田97は右指を負傷しており次打者押出し四球、続く5番打者に走者一掃の中越え二塁打を浴びたところで緊急降板。急遽マウンドに上がった福山00も調整不十分が祟って7つの与四球に2安打、外野失策も重なって9失点。やむを得ず松田97が再びマウンドに上がるも既に指先は限界に達しており打者4人で4点を奪われたところでノックアウト。遂にピッチングスタッフが底をついたAPPRは、ここで切り札・山本69を初めてのマウンドに送る。初登板となった山本69は2安打1四球で更に2点を追加されるも、強打の1番打者を投ゴロに仕留めてようやくチェンジ。実にこの回打者27人、21失点と記録的なイニングとなり試合は5回を終わって1-24のワンサイドゲーム。
しかし諦めないAPPRは6回表、奈良17四球・松下3左前安打で二死1.2塁とすると、好リリーフを見せた山本69が相手二番手投手の鋭いスライダーを上手く拾って右中間突破のタイムリーツーベース!奈良17還って2-24と意地を見せる。 山本69続投となった6回裏、前代未聞の超珍プレイがさく裂。安打・失策・押出し四球などで2点を追加され一死満塁から相手8番打者の打球はピッチャー前の飛球、ピッチャー山本69がスライディングキャッチを試みるも僅か及ばず打球がグラブから零れる。ここで審判はインフィールドフライを宣告、よって山本69は完全捕球はできなかったものの打者はアウト。しかしここから、フィールド上に転がったボールを拾い上げたキャッチャー谷口31は何を思ったかホームベース近くに来ていた三塁手福山00にタッチ??したかと思うと、続いて3塁ベース付近に留まっていた相手走者に向かって送球!相手走者は当然これをキャッチしてくれるはずもなくボールはレフト線上を転々と…。自軍野手にタッチして相手走者に送球する谷口31のスーパー珍プレイ!により二者生還でこの回計4点を追加されて2-28と点差が拡大。 試合は相手からの申し出によりももクロの攻撃は6回裏で終了、APPRのみ7・8回の攻撃を行うという超変則ルールで続行するが結局APPRに追加点なく2-28のまま試合終了。 5回表時点で1-3と締まった好ゲームであったが、APPRピッチングスタッフ不足が露呈してしまい終わってみれば26点差のワンサイドゲームで今期3敗目。打線は相手好投手陣から計7安打を放ち二カ月半のブランクを感じさせない攻撃を展開、特に2020年最終戦以来の参戦となる松田97はタイムリーを含む2安打と活躍。川見10・山本69にも今期初安打が飛び出すなど収穫の多い試合となった。失策6と守備面では脆さが出てしまったがこの日は記録に現れないイレギュラーも多くここはやむを得ないところか。投手陣は中盤以降大量失点を許したものの、松田97は4回まで素晴らしい制球力で試合を作り、初登板の山本69もしっかりと窮地を救う投球を見せた。酷暑下での緊急登板となった福山00は完全な準備不足であり次節以降リベンジを期待したい。 今期は深刻な人数不足もあり四試合を終えて通算3敗1分けと未勝利のまま前半戦終了となったが、後半戦からは何とか勝率五割を目指して勝利を重ねて行きたい。
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