第13戦　vs MOLD

前節難敵Cheeseに対し最終回猛追するも16-11で敗れ3勝8敗1分で迎える今期第十三戦は過去戦績11勝10敗、今期第9節で19-7と敗れているMOLDとの今期二度目の対戦。　APPR先発は三試合振りの登板となる尾中4、初回一死から2番打者に初安打を許すと4番打者にレフトフェンス直撃のタイムリーを浴びMOLDが1点先制。続く5番打者にも安打で繋がれ、次打者の三遊間への打球をサード山本69が追い付きながらも捕球できず2点を失う苦しい立ち上がり。　その裏APPRは第11節のNED戦で6打席連続四球という快記録を打ち立てた香田1が1番打者として打席に立つと、まさかのデッドボール。APPR連続四死球記録を二試合に跨る7打席連続に伸ばしてチャンスメイク。更に盗塁王争いトップに立つ二盗を決めて無死2塁、更にワイルドピッチの間に3塁まで進むが後続なく無得点。　3回表一死から12番打者に右越え三塁打を浴びた尾中4は次打者の一ゴロの間に3点目を与えるが続く4回表、先頭に安打を許すが続く4番打者を今野12・中井32・松下3と渡る4-6-3の併殺に仕留める。更に二死無走者から5番打者が右中間を破るとセンター西岡53からの返球が逸れたのを見て一気に本塁突入、これをショート中井32が完璧なバックホームで刺してこの回は無失点で切り抜ける。 　序盤から猛打を振るうMOLD打線に対し随所で好守を見せ反撃の機会を窺うAPPR、4回裏先頭今野12が敵失で出塁し即二盗、4番尾中4四球で繋いで無死1.2塁のチャンスを作るが続く川見10が完璧に捉えた打球は不運にもサード正面へのライナーでダブルプレイ、続く5回裏にも西岡53・牧之瀬ex30・香田1の四球で二死満塁とするが期待の2番中井32が内野ゴロに倒れてこの回も無得点、5回を終わった段階でAPPRは未だノーヒット。　この試合APPR先発尾中4は球威・制球等、投球内容は決して悪くはなかったものの、悉く下位打線に痛打を浴びてMOLD打線に得点を積み重ねられて行く。5回表には10番打者に2点タイムリーを浴びて5-0、6回表には3回に三塁打を許した12番打者の右中間へのランニングホームランで6-0、更に7回表にも9番打者のタイムリー内野安打で7-0。1番から4番までの上位打線に対しては被打率.200であったのに対し、5番から12番までの被打率は.417と極端な下位打線偏重となっていた。何としても一矢報いたい、いや早期に一本でもヒットが欲しいAPPR打線、6回裏から二番手投手を送り込むMOLDに対しクリーンナップが立ち向かうもこの回の出塁は尾中4の敵失のみ。7回裏も西岡53・山本69・松下3が三者凡退、7回終了時点で未だノーヒット且つ無得点。APPRの長い歴史の中で過去ノーヒットでの敗戦は僅かに一度、2014年6月の一撃との対戦で7回コールド負けでノーヒットという試合があったがこの時は17-1と辛うじて得点は記録しており、史上初のノーヒットノーランでの敗戦が脳裏を過る。 　勝敗とは別の緊張感に包まれて進行する試合は8回裏を迎える。この回先頭牧之瀬ex30はサードゴロ…これで打者三巡ノーヒット、あとアウト5つとなった。しかし、一死から四度目の打席に立ったキャプテン香田1がMOLD二番手投手の投球を逆らわずにセンターへ打ち返す！文句なしのクリーンヒットでようやくチーム初安打を記録。ここで何とか反撃したいAPPR打線であったが、シーズン安打数上位の2番中井32・3番今野12が共にサードゴロに倒れて無得点。7-0で迎えた9回裏も4番尾中4が三振、5番川見10サードゴロで二死となるが6番APPR第五代監督奈良17がチームとしての意地を見せ、ピッチャーの足元をすり抜けてセンター前に転がるチーム2安打目となるヒットを放つ。俄然盛り上がるAPPRベンチであったが続く西岡53がサードゴロに倒れ結局7-0で今期初、一昨年9月のCheese戦以来となる完封負け。この試合先発完投した尾中4は初回の2失点以外は全て下位打線に痛打を浴びての失点。強打の上位打線は概ね抑え込んでいたが実質MOLDとあらたーずの混成チームとなっていたこの試合、普段とは違うMOLD打線に翻弄された印象。一方のAPPR打線、前回対戦時には11安打で7点を奪った二投手に対して7回までノーヒット。香田1と奈良17がそれぞれ8回・9回に安打を放つも打線として機能せずチャンスらしいチャンスもないまま完全に沈黙。守備面では二つの併殺に加えショート中井32が二度に亘って走者の本塁突入を阻止する好返球を見せるなど、苦しむ先発尾中4を援護できたことがせめてもの救いか。尚、この試合第一打席に死球で出塁した香田1は10月の第11節で6打席連続四球という快記録を打ち立てているが、これでこの記録を7打席連続四死球に更新。第二打席はサードゴロでこの記録は途絶えたが第三打席もまた四球、足掛け二試合で8四死球となった。　これで今期通算3勝9敗1分、遂に二桁敗戦の土俵際まで追い詰められた。今期残り試合あと二つ、連勝を期して必勝態勢で臨みたい。